今日ブラックボックスのように隠蔽されている様々な基本技術が当時は新しく、刺激的であり、多くの人の興味を掻き立てるものでした。現在活躍している技術者の多くが何らかの形でこれらの技術雑誌の影響を受けたのではないでしょうか。私の場合、日本電気のTK-80にはじまり様々なハードウェアに触れ、そして技術雑誌で紹介された内容を試し、作るなどチャレンジした末に米国に渡り、今日多くの方々に使用いただいているソフトウェア・OSの開発に携わることになりました。これらの雑誌なくして今の私は存在し得なかったでしょう。
イースト下川氏が往年の技術雑誌を電子復刻する取り組みをすると聞き、昔を思い出し、すっかり忘れていた当時の胸躍る気持ちを思い出しました。イーストのビジネスに携わる一人として嬉しく、また今の世代に形を変えてこれらの資産が残されることに大きな喜びを感じます。
この素晴らしい企画を心より応援するとともに、企画の立案者、及び尽力される方々に深く感謝申し上げます。
(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 NTO(National Technology Officer、イースト株式会社 取締役)
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